ろうそくは何のために供えるのでしょう?

仏壇に置くものといえば、花瓶、香炉、ろうそくですよね?ろうそくは何のために置くのでしょう?
私たちの生きるこの世界は、「末法」と言います。
お釈迦様が亡くなって、3000年経ち、その教えも、人の考え方も乱れた暗闇の世界です。
この末法の世界を仏様の智慧で照らす象徴として、ろうそくを供えます。
ろうそくは時間が経てば、どんどんと減っていきます。自らの体を削り、周りを明るく照らすのです。
自分のことを顧みず、周りの人の役に立つ。これを仏教では「菩薩行(ぼさつぎょう)」と言います。
自分の利益を考えず、人の為に尽くす。口で言うのは簡単ですが、実践するのは難しいことですね。