海宝山 妙乗寺

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新米・坊守さんのつぶやき

2015.10.31 本日は○○の前日です。

こんにちは!
本日は10月31日の土曜日。
街は近年日本でも人気が出てきたハロウィン一色ですね!

ハロウィンはそもそもカトリックの諸聖人の祝日である11月1日の前夜祭として
「秋の収穫を祝い、悪霊などを追い出す」という意味があるそうです。
大切な日の前日には何かと清めておきたいのは、
どの国も一緒なんですね。

さて、日蓮宗にとっても10月31日というのは、ある大切な日の前日。

お坊さんと言うと、「修行」というイメージ、ありますよね?
日蓮宗にももちろんありまして、
「大荒行堂」という非常に厳しい修行
それがまさに、明日11月1日に開始するのです。


当山の住職も副住職も入行したこの修行。
初めて内容を聞いたときは、ただただ絶句でした。
11月1日から2月10日までの1年で最も寒い100日間行われるこの修行
千葉県の法華経寺というお寺に全国の志願したお坊さん達が集まり、
『ひたすら冷たい水をかぶりお経を読み続ける』んです。
朝は午前2時に起床、3時にまず1回目の水行が始まり、
午後11時まで計7回、寒水に身を清めます。
食事は白粥をを朝夕の2回のみ。後はひたすら読経。

もちろん、テレビも携帯もインターネットも使用禁止です。

最初の35日間は家族であっても面会禁止。
ひたすら修行に没頭し、自分自身を清めます。
その後面会が許され、少しだけ外の世界と繋がりを持てるようになりますが
もちろん自分自身の外出は許されません。

・・すごいですよね。
いくらお坊さんとはいえ、超能力者ではありません。
私達と同じ人間です。お腹も空きますし、眠たくもなります。
寒いのが苦手な人もいます。

それでも、乗り越える。
それが日蓮宗の僧侶です。

そんな壮絶な100日間を終えたお坊さん方は、頬はやせこけ
髪や髭は伸びっぱなしで、すぐに病院に行った方がいいのでは?!というお姿になられますが、
顔はとっても厳かで清らかな表情をされているんです。
思わず合掌してしまう、そんな表情を。

と言っても、私もお写真を拝見しただけなんですが・・。

日本のお坊さん達は自分の悟りの為だけではなく
他の方々への成仏のために尽力します。
苦しい修行を終えたお坊さん達は、檀信徒の皆さんや周りの方々に
修行を経て蓄えた「お経の功徳」を分け与えてくれます
本当に、ありがたいですね。


明日からの100日間、全てのお坊様達が無事に修行を終えますよう、
仏さまにお祈りしつつ、10月最後の日を過ごしたいと思います。

追記:写真は副住職の修行が終わり、迎えられた住職に撮られたものです。



2015.10.29 The first Nichiren Drum!

Hello, again.
Hope you are enjoying the beautiful season!

Today, I want to introduce you the instrument we use when we pray Nichiren Chant (南無妙法蓮華経).

Maybe some of you might have heard about the musical instruments that buddhist monks use
when they chant a Buddhist sutra. Usually, they use temple block, or wooden fish(木魚), chiming with a wooden stick.
But in our sect, Nichiren sect, we use drum(団扇太鼓), and of course monks can play it,
but most of the time their wives play it when the temple master chants the sutra.

I like music, but playing the drum is a different story.
Chanting the sutra is a precious moment, the most important moment of the all
for the monks and also for the supporters, because they become closer to the Buddha by chanting it.
Yes, you can never make a mess!

The master at our temple, however, asked me to play the drums for the first time last week! 
I kind of practiced it before, but doing it for real, it was very hard!
You really need to concentrate on keeping the rhythm stable. 
I once thought of different thing while I was playing, and as expected, I missed one part.

Please come and play the drum if you want to feel it!

Well anyway, no matter what, you better concentrate on what you are doing,
if you really want to make it, don't you?:)




2015.10.25 太鼓デビュー!

10月最後の日曜日、本日は少し肌寒いようです。
皆さんいかがお過ごしですか?

さて、皆さん「南無妙法連華経」という言葉は
聞いたことありますよね。
日蓮宗が最も大切にしている「法華経」の中では
この「お題目」を唱える事によって、元々自身に備わっている「仏性(仏の心)」を呼び覚まし、
成仏に近づく事が出来ると言われています。


私達はその時、口で南無妙法蓮華経と唱えるだけでなく
実は太鼓も叩くんです。
それによって精神を集中して仏さまに信心を捧げる
と言った意味もあるようです。

檀家の皆さんには団扇太鼓というものを叩いていただくのですが
それをリードする大きな和太鼓があり、日蓮宗のお寺ではだいたい坊守さんがその役目を担います。
当山ではもちろん私の義母が叩いておりますが、
昨日、なんと私がその大役のデビューを果たしたのです!

以前副住職より直々に指導をいただき、なんとなく練習はしていたのですが
実際に叩くとなるとやはり緊張!
心の震えや乱れなどがすぐに音に表れてしまい、
案の定、集中力が切れかけた時に、リズムをハズしてしまいました。

仏さまに届くように何も考えずにお題目をあげ太鼓の音を鳴らす。
簡単なようで実はとっても難しい。

皆さんも是非一度、試してみませんか?






2015.10.25 100年の絆

明日からまた1週間が始まりますね。
10月最後の週です。どんな1週間になるでしょうか♪

さて、本日は当山の副住職がとっても貴重な体験をさせていただきました。
なんと、100回忌の法事を勤めさせていただいたのです!

100回忌というと、99年前に亡くなられた、という意味。
そんな昔に亡くなられたご先祖様の追善供養をするなんて
私はもちろん今までに聞いたことがありませんでしたし
副住職にとっても、初めての経験でした。

今回、施主を務めたのは亡くなられたSさんのひ孫にあたる方。
その方自身を含め、ご家族は全員日蓮宗ではなく、別の宗派を信仰していらっしゃいますが、
Sさんが日蓮宗で、当山の檀信徒さまだったため、
当山でお葬式をしてくださり、その後も節目節目に
法事をしてくださったようです。

62歳で亡くなられたSさん。
生まれたのは1854年。
1854年と言えば、ペリー来航があり
日本が開国した年です。
それから大政奉還、第一次世界大戦など
数々の歴史を目の当たりにして来られた事でしょう。

そのような方を想う事は、日々の生活の中であまり機会がない事です。

100年経っても変わらず想われ続けるご先祖様。
100年経っても変わらず想い続ける子孫。

こんな素敵なご家族の法事を勤めさせていただけた事、
南無妙法蓮華経が繋いでくださったご縁に
心から感謝します。


私も自分のご先祖様と大切にしなくては!と
改めて思った一日でした。
 


2015.10.24 新米坊守・愛子と仏教の出逢い

本日もとってもいいお天気に恵まれましたね☆
10月3回目の週末を、皆様どのようにお過ごしですか?

さて、本日は恥ずかしながら、少し私のお話をさせていただきたいと思います。
以前もお伝えしたとおり、9月中旬に当山の副住職・渡部公輔上人と結婚をさせていただき
お寺に嫁ぐ事になった私ですが、実はそれまで、
仏教の事は何も知りませんでした。
おそらく、皆さん以上にです。
なぜならば、私は父親の仕事の都合で、海外はインドネシアに長年住んでいたからです。

インドネシア、皆さんご存知ですか?バリ島がある国です。
インドネシアは国民の約90%がイスラム教徒。
毎朝4時ぐらいからコーランがモスクから流れてくる、そんな国です。
最近ではラマダンの時期に断食をする事なんかも
メディアで取り上げられていますね。
何かと”お騒がせ?”なイスラム教ですが、そういう私はもちろん、イスラム教徒ではありませでした。
かといって、仏教徒だったのか?と言うと、そうでもありませんでした。
海外に暮らしていた当時の私は「無宗教」と言っていました。なんとも恥ずかしい事です。

そんな私が仏さまを身近に感じることはほぼありませんでした。
良くお願い事をするときに「神様、仏様・・」と言いますが
それぐらいです。
あと、たまに日本に帰国した時に仏壇に手を合わせたり、お墓参りをしたり、法事に出たり。

ただ一つだけ。大学の時に仏教学を、他のアジアの宗教と共に習ったことがあります。
アメリカに留学していた事もあり、キリスト教・イスラム教と他の国の宗教を見ていたので
仏教も「葬式の時にしか登場しない宗教」いわゆる「葬式仏教」とも思いませんでした。
その時はまさか自分がお寺に嫁ぐとは思いませんでしたが・・。
私の仏教のイメージ。それは、世界三大宗教と言われている宗教の中で
一番「穏やか」な宗教だという事。
と言っても、ただのイメージでしかなかったのですが。

それからお寺に嫁ぐまでは、約10年の月日を要しました。
そのお話はまた次回・・。



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